うの、元シッターの窃盗事件 謝罪なし
タレントの神田うの(40)が1日、都内で、プロデュースするウェディングドレスブランド「シェーナ・ドゥーノ」のファッションショーに出演。元ベビーシッターに自宅からブランド品や貴金属など計約1320万円相当を持ち出された事件について、改めて「人間不信になりました」などと振り返った。
元ベビーシッターの岩井圭子被告(60)は13年6月から14年9月に10回、うの宅などでブランド品27点を盗み、14年11月28日に逮捕された。今年5月に東京地裁で懲役2年4月の実刑判決が下されたが、控訴。10月19日に東京高裁で行われた控訴審で、懲役2年4月、執行猶予4年の執行猶予つき判決が言い渡された。
事件について質問されたうのは「私の中ではもう乗り越えて…」と口にしながらも、「人生、こんなつらいことがあるんだなっていうね…。ただ物がなくなった、盗られましたということじゃなくて、すごく信頼していた方だったので、私が一緒に接していたあの時間、すべてが幻だったのかって、人間不信になりました」と、ショックは癒えていない様子。
それでも「勉強になりました。神様が今後、子育てをしていく上でのことを教えてくれたんじゃないかなって。今は守るものがありますから」と前向きに話した。
岩井被告からはいまだ、直接の連絡や謝罪はないという。また岩井被告が、控訴審直前に1140万円を被害弁償金として法務局に供託したことについて「返せないって言っていた方が、いきなりそんなお金をどこから用意したか、怖いじゃないですか。変なことに巻き込まれてもイヤなので、きちっと出どころがわからない限り受け取れないって言ったら、向こうが供託してきたので…」と、不信感を漂わせた。
現在も自身が留守の際は、ベビーシッター2人を雇っているという。岩井被告には長女(4)がなついていたといい、うのは「娘はテレビとか見て、事件のことはなんとなくわかってる。『私には優しかったけど、ママのバッグとか持って行っちゃったのダメだね』って言ったり、私のこと頭なでて慰めたりするんですよ」と明かした。
この日のショーでは、計32着のドレスを出展。自身も2着を身につけてランウェイを歩いた。