松下奈緒、水木さん死去で憔悴黒ドレス
女優の松下奈緒(30)が2日、都内で行われた「ベストビューティストアワード」の授賞式に出席したが、当初予定されていた報道陣への取材対応を取りやめた。11月30日に漫画家の水木しげるさんが亡くなったことによる影響で、主催関係者は、「水木さんがなくなられたことで憔悴(しょうすい)されている。囲み取材は難しいということで申し訳ありませんが、なくなりました」と説明した。
水木さんの妻・武良布枝さんが水木さんとの半生をつづったエッセー「ゲゲゲの女房」が10年にNHK連続テレビ小説でドラマ化された際に布枝さんをモデルにした布美枝役を演じた松下にとっては、このドラマ出演が芸能生活の分岐点となった。水木さんの訃報に際し、文章で「(水木さん、布枝さんの)お二人にたくさんの勇気を頂き、そしてこんなに素敵な御夫婦を演じさせて頂けたことはこれからも私の宝物です」と恩人に感謝していた。
この日の授賞式に松下は黒色のシックなドレスで登場した。共に同賞を受賞した木村文乃、菊池桃子が明るい色のドレスで登場したのとは対照的だった。
当初は取材対応が予定されていたが、報道陣に対しては前日から当日のイベント前にかけて対応がなくなったことが告知された。
松下は司会者との質疑応答では、「内面からの美しさも大切にしたい」、「来年もやってみたかったことにトライすることを恐れず、素晴らしい1年になるようにできたらいいな」など、来年の抱負を語った。