NHK会長 生放送中泣いたアナに同情
NHK・籾井勝人会長は3日、都内で定例会見を開き、1日の山形放送局ローカルニュース番組内で、天気コーナーを担当する女性気象予報士が、間違いを指摘され生放送中に泣き出したことに、生放送中につけまつ毛が取れるハプニングに見舞われた同局の有働由美子アナウンサーの例を挙げ、同情の思いを語った。
生放送中に泣いたことには「NHKのテレビに出演して、司会など天気予報をやるからには、しっかりやってもらいたいのは大原則。その意味では残念ではあります」と会長という立場からコメントした。
ハプニングが起きたのは「NHKニュース やまがた6時」の天気予報コーナー。予報士の岡田みはるさんが「鶴岡市」として紹介した映像が新庄市のものだったため、涙声になってしまい原稿が読めなくなった。
籾井会長は「人間のことなので間違ったりする。その後の処理を某アナウンサーみたいに、まつげが落ちても、平気でそれをカバーするくらいの度量があればうまくいくのですが…。彼女はまだ若い人で、そういうことに慣れていなかった。間違ったことで、ちょっとあくせくされたのだと思う。その点では、同情的です」と思いやった。
有働アナの“まつ毛事件”は、10月27日の「あさイチ」の生放送中、つけまつ毛が取れかかり、一時中座した。そのハプニングを逆手に取り、同30日の同番組で、つけまつ毛を特集した。