橋下氏、東京の政治記者の“横暴”暴露
大阪市の橋下徹市長(46)=大阪維新の会代表=が8日、今月18日の任期満了および政界引退を前に最後の定例会見を開いた。
市政から国政、弁護士復帰後のプランなど、約2時間50分にわたって橋下節がさく裂。最後は話が完全に脱線し「ごめんね。もう辞めるから全部言わせて」とガマンできなかった東京の政治記者の“横暴言動”をモノマネしながら暴露した。
「しかし、東京の政治記者はどうしようもないね。日本の政治をダメにしている。己が政治家で国を動かしてると思ってる勘違い野郎ですよ」と切り出した橋下氏。
「ある人と大げんかになったんですよ」と全国紙の実名を挙げ、東京から取材に来た記者の口調をまねながら一部始終を明かした。
まずは橋下氏が電話番号などを記載していない名刺を渡したところ「(記者から)『連絡先書いてないのは、橋下さんとだれだれくらいですよ』って言われてね。連絡先を教えろと言いたかったみたいですけど、嫌みっぽいけどがまんしていた」という。
すると今度は記者が社説を書いていることの誇示をはじめ「知るか!ってだんだん腹がたってきてたら、自分の書いた記事(コピー)を、座ったままピヤッーと投げてきてね」と明かした。
さらに安保法制に関する取材のはずが、記者が「橋下さん、国会議員の中で、こいつは頭がいいと思うヤツは、デキると思うヤツは誰ですか?」と聞いてきたといい、「一体、なにもんだ!と思って、取材やめようって言ったら、ブツブツ言いながら帰っていきましたよ」と振り返った。
「ろくでもないね。勘違いしてるね」と橋下氏。
また東京のテレビ局で行われた討論会に出演した際には、メーク室に若い記者がやってきて「アメリカににらまれたら総理にはなれないっていうんですけど、橋下さん、大丈夫なんすか?」と問われたという。
これまた記者のモノマネで再現した橋下氏は「なんすか?って、ほんと、その場でバツーンとパチキ食らわしてやろうかと思った。頭くることばっかり」と振り返り、最後は「大阪の記者の皆さん、東京の政治部を変えて!」とお願いしていた。