橋下弁護士、上西氏の弁護だけは拒否
大阪市の橋下徹市長(46)=大阪維新の会代表=が8日、今月18日の任期満了および政界引退を前に最後の定例会見を開いた。引退後に復帰する弁護士活動について、政治家として数々のメディアとバトルを繰り広げた経験を武器に、疑惑を抱えた人物の弁護もOKと宣言した。しかし、4月に半ば弁護士的に釈明会見に同席した国会病欠疑惑の上西小百合衆院議員(32)はコリゴリ?の様子で「その人、誰ですか?」と“依頼拒否”した。
このほど一部完成した「橋下綜合法律事務所」(大阪市北区)のホームページに、温厚で人柄がよさそうな橋下氏の写真をアップしていることを聞かれると「人柄って、もともといいじゃないですか。まあ、今のスタイルでやってたら、お客さん来ないから」と解説した。
「これからは個人個人に寄り添います。急に論調も(天敵だった)朝日(新聞)、毎日(新聞)的になるかもしれません」と主義主張より、依頼人の利益を優先するのだとか。
HPの文面には、政治家時代に培ったメディア対応の手腕をいかし「他の法律事務所には見られない特別なリーガルサポート」を行うとあり、この日も「メディアをバンバン訴えるかも」とニヤリとした。
疑惑を抱えた国会議員の弁護も請け負うのかと聞かれると「なんぼでも。依頼人であれば1人、1人のためにやりますよ」と笑顔で語った。ただ記者団から「上西小百合さんのような方でも?」と問われると真顔で「それ、誰ですか?その人、誰?」と何度も聞き返し、笑いを誘っていた。