山田洋次監督 大泉洋の寅さんに太鼓判
「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督(84)が19日、東京・葛飾柴又にある寅さん記念館のリニューアルセレモニーに女優の竹下景子(62)と登壇。リサーチ会社による、同シリーズの主人公・寅さんを演じてほしい俳優ランキング1位となった大泉洋(42)について「いいんじゃないかな」と“太鼓判”を押した。
故渥美清さんに継ぐ“2代目寅さん候補”のアンケートが行われていたことに「初めて聞いた」と苦笑い。喜劇俳優としての評価も高い大泉だけに、山田監督は「(オリジナルとは)別な寅さんができるんじゃないかなぁ」と、まんざらでもなさそうだった。
シリーズで3度マドンナ役を演じた竹下も「私も見てみたい」と納得の結果。倍賞千恵子(74)が演じた寅さんの妹にも思いをはせ「さくらは誰になるのかしら」と楽しげだった。
6回目のリニューアルとなる記念館には、新たに「旅」をテーマにした鉄道コーナーが完成した。名誉館長を務める山田監督の発案で「寅さんの時代の汽車は遅く、席も固く、でも旅の味わいが深かった」と昔懐かしい空気感を再現している。