NGT加藤 デビュー公演で涙の訴え
AKB48の新たな姉妹グループ・NGT48が10日、本拠地となる新潟市の専用劇場で、デビュー公演を行った。センターを任されたのは、新潟市出身の加藤美南=みなみ=(16)で、「一生懸命努力します。今日だけじゃなく、応援してください!」と涙を流してファンに訴えた。AKBから移籍してキャプテンを務める北原里英(24)は涙をこらえていたがアンコールで全員がそろうと「これで本当のスタート」とついに涙を流した。
演目は2005年12月8日のAKBの劇場デビューと同じ「PARTYが始まるよ」で、大型LEDパネルが設置された真新しいステージでメンバー26人は躍動。アンコールでは新潟名所を歌詞に盛り込んだ自己紹介ソング「NGT48」も客席に届けて、5年ぶりに誕生した国内5番目の48グループとして第一歩を踏み出した。
センターを任された加藤は県鳥のトキにちなんだグループのイメージカラーである、白と赤の衣装などで歌い踊った。集まったファンに「一生懸命努力します。このメンバーでこれからも頑張ります。今日だけじゃなく、応援してください!」などと涙で呼びかけた。
本番直前リハでは「新潟は地方なので不安もありましたが、いざステージに立つと不安は消えました。NGTは紅白に出場できるよう、大きく成長したいと思います」と暮れの大舞台を視野に宣言。『かとみな』の愛称でファンから親しまれている期待の新星は、アクロバットが得意とあって側宙パフォーマンスも決めて、抜群の存在感を放った。
北原はリハから感極まって涙。AKBと兼任の柏木由紀(24)とともに、フレッシュなメンバーを率いて門出の日を迎え、「ここからが本当の勝負だと思ってます。全国へ羽ばたけるように頑張ります」と決意を新たにしていた。