五代死す…すぐさま「あさイチ」に登場

 NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」で“俳優ディーン・フジオカ(35)演じる元薩摩藩士・五代友厚の最期が22日に放映され、朝ドラに続く「あさイチ」(月~金曜、前8・15)に出演した。

 有働由美子アナウンサーは何度も、何度も涙をぬぐい「3月まであるんだから、2月まで登場させればいいのに」と早すぎる最期に、不満を口にした。

 ゲストに登場した“五代さま”を迎えた井ノ原快彦(39)は「ここは天国ということでいいですね」と笑顔。フジオカも「大きな愛、一ファンというか、五代さんの魅力に触れられてうれしかったです。これまでの生き様がシンプルに見える侍だと思います」と振り返った。

 18日から、ドラマは五代さま“ラストウイーク”に突入。五代が病をひた隠していることが描かれ、この日の最期となった。高数字を記録。

 NHKは7日に、視聴者から大反響が寄せられている五代が、史実どおり病に倒れ、22日放送回で最期を迎えることを公表。11日からは異例の2週連続で“五代ラストシリーズ”が始まったが、前編(11~16日)の週間平均視聴率は23・3%のという高い数字を記録。五代人気を証明するような結果となった。

 朝ドラ初の幕末スタートとなった今作は、土方歳三(山本耕史)、福沢諭吉(武田鉄矢)ら歴史上の実在人物が登場して話題となったが、特にヒロインが幼少時代に出会い、実業家の師となる五代は、甘いマスクと誠実な人柄が好評で、「五代さま」として人気が爆発。

 例年、朝ドラは年末年始の放送休み明けは、数字が下降するとの分析もあるが、今作は年明け以降も好調をキープ。「五代さまロス」の拡大は必至だ。

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