歌広場ショック?せしる様退団公演開幕

 ゴールデンボンバーの歌広場淳(30)を悲嘆させた宝塚歌劇団雪組スターの大湖せしる、蓮城まことらの退団公演「るろうに剣心」が5日、兵庫県の宝塚歌劇団で初日を迎えた。同作は和月伸宏原作のシリーズ累計5900万部の同名漫画が原作。幕末に“人斬り抜刀斎”として恐れられた伝説の剣客で、維新後は流浪人となった緋村剣心をトップスターの早霧せいなが、大湖が謎めいた美貌の女医・高荷恵を、蓮城が幕末の志士・桂小五郎とフランス大使の2役を演じた。

 昨年12月24日の退団発表では、歌広場が「大湖せしる様と蓮城まこと様が退団ってそんな…」とツイート。「神様、どうかお願いです。るろ剣をどうか1時間30分に纏めてショーを作って下さい。無理なお願いだとは分かっています。神様が無理ならサンタさん…」と20分間で3度もつぶやき、話題になった。

 大湖は2002年に男役として入団。08年「マリポーサの花」新人公演にも主演するなど期待のスターだった。だが12年5月に“女役”に転身。異例の新人公演に主演した男役の娘役転向となった。タカラヅカの女性役は通常“娘役”と呼ばれるが「10年も過ぎて転向して“娘役”を名乗るのはおこがましい。劇団にお願いして“女役”転向をお願いしました」と振り返る。

 昨年1月の雪組トップ早霧せいなの大劇場お披露目公演「ルパン三世」では人気のキャラクター峰不二子を妖艶に演じ、好評を博した。

 今回の退団は「大好きなタカラヅカでいろんなことをさせていただいた。次のことは何も決めていないけど、新しい世界に飛び込んでみようかと」と決意。「高荷恵は素敵な役。最後まで精いっぱい努めたい」とラストステージの燃焼を誓った。

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