たかみなに政治家転身の薦め
4月にAKB48を卒業する高橋みなみ(24)が6日、テレビ東京系「週刊ニュース新書」(土曜、前11時30分)にゲスト出演。普段は政治関連の話題や社会問題を扱う硬派系の同番組では、現役歌手として初出演と紹介された。
番組ではまず、通常の視聴者向けにAKB48の基礎的な知識を紹介。第1期生として2005年12月の創設時からAKB48を牽引してきた初代総監督の高橋の「リーダー論」をテーマにトークが進められた。その中で、高橋みなみ語録として「努力は必ず報われる」が引用されると、高橋は「逆にその言葉で首を引っ張られたこともある」と明かした。
トークの中ではジャーナリストの田原総一朗氏(81)がVTR出演し、「一番すごいのは自分を売ろうとしない」と高橋を称賛。続けて「政治家になっても十分やっていける。20~30代の投票率が低いので、若い世代がいかに政治に関心を持つか」と進言した。
これに対して、卒業後はソロの歌手を目指す高橋は「政治家にというお言葉はありがたいですね。だけど全然自分は…」とやんわり固辞。すると、レギュラーコメンテーターの政治ジャーナリスト・田勢康弘氏(71)からは「だけどAKB総選挙をやってるでしょう」と振られて、「あっ、そうですね」と苦笑。その後も質問に答える高橋の毅然(きぜん)とした語り口に、田勢氏は「やっぱり政治家になった方がいい」と薦めた。
折しも自民党が今夏の参院選比例代表候補として、SPEEDの今井絵理子(32)の擁立へ調整していることが報じられたばかり。自身も将来は?と問われた高橋は「今は知識がないのに(立候補は)失礼だと思います」と答えていた。