浅野忠信 人生初司会にド緊張

ブルーリボン賞の司会を務めた浅野忠信(左)と安藤サクラ=東京・内幸町のイイノホール
ブルーリボン賞の受賞者と司会者(前列左から)本木雅弘、有村架純、大泉洋、吉田羊、石井杏奈(後列左から)安藤サクラ、原田眞人監督、橋口亮輔監督、高橋雅美氏、浅野忠信=東京・内幸町のイイノホール(撮影・村中拓久)
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 俳優・浅野忠信が9日、東京・イイノホールで行われた「第58回ブルーリボン賞」の授賞式で人生初の司会に挑戦。たどたどしさで場内の注目を集めた。

 同賞は東京映画記者会(デイリースポーツなど在京7紙で構成)が制定するもので、毎年、前年度の主演俳優コンビが司会を務めるのがならわし。これまで“司会”とは無縁の人生を送ってきた浅野だが、これだけは避けて通ることができず、昨年度の主演女優賞・安藤サクラとマイクを握った。

 初の大役となった浅野は「司会をやると思ったらここ数日、本当に緊張してしまって」と不安を口にした通り、作品のタイトルを2回口にしたり、台本通りの質問の後に、“答え”が返ってきても、うまく返答(やりとり)できず間(ま)があいてしまったり。受賞者を紹介しようとして「すみません。全然分かってなくて」と進行が一瞬、滞るなど、ハラハラさせる展開に。

 来年の司会となる今年の主演男優賞・大泉洋からは、「来年はああはなるまい!」とイジられて苦笑する場面もあった。

 一昨年にも司会を務めた安藤からも「こんなことになるとは思わなかった。おととしは、全然うまくやれたのに」と責められ、恐縮しきり。すべての表彰を終えると「面白かったです」とホッとした表情を見せつつ、「2度とやりたくないですが」と本音を口にしていた。

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