渡辺謙 早期の胃がんで手術を公表
俳優・渡辺謙(56)が早期の胃がんが見つかり、手術を受けたことを所属事務所を通じて直筆コメントとともに発表した。事務所は手術の時期について詳細は公表していないが、手術を終え、現在も入院中。胃がんは人間ドックで発見されたという。渡辺は1月20日に都内で所属事務所の新年会に元気に出席していた。
3月1日からは米ブロードウェー・リンカーンセンターでミュージカル「王様と私」に再出演予定だったが、2月いっぱいを療養にあてるため、出演時期は少し遅れることになるという。マスコミ各社に送信した毛筆での直筆文書では「無理は禁物ではありますが、舞台に向けて鋭意準備を重ねております」と気迫の決意をにじませた。
渡辺は89年、初主演映画となるはずだった「天と地と」のカナダロケ中に急性骨髄性白血病を発症し、同作を降板。白血病の治療で行った輸血で90年にC型肝炎に感染した。94年に白血病を再発し、寛解したとされる。
【以下、直筆コメント全文】
私 渡辺謙は先日受けました人間ドックで早期の胃癌を見つけて頂きました。幸い早い段階のものでしたので早々に手術を受け、現在療養させて頂いております。関係各位の皆様、諸々スケジュールの変更等ご迷惑をおかけ致しました。無理は禁物ではありますが舞台に向けて鋭意準備を重ねております。NY公演のスタートが少々伸びますことをご理解頂けたら幸いです。
平成二十八年二月九日 謙