神田正輝 哲学的演出で「ノイローゼに」
俳優の舘ひろし(65)と神田正 輝(65)が16日、都内で、初の本格的な共演作となるNHK BSプレミアム「クロスロード」(25日スタート、木曜後9・00、全6回)の会見を行った。
因縁を持つ元エリートの警察官(舘)と新聞記者(神田)が25年ぶりに再会し、静かな火花を散らしていく重厚な物語。藤井裕也監督による哲学的な演出が特徴といい、神田は「『セリフじゃないところで、しゃべってくれ』『体でしゃべってくれ』と言われ、ノイローゼになりました。頭の中でスパゲティが絡まってる感じ」と苦笑い。舘も「いじめ?」と冗談にしながら「役の本質を演出してくれる監督です」と、まとめていた。
舘の上司となる警察署署長役で石原プロの後輩、徳重聡(37)も出演。普段とは上下関係が逆となるが、舘は「なるべく『署長!』と呼んで、まるで子犬のように従うつもりです」と笑わせた。