坂本冬美 新垣氏とコラボ曲「いい方」
歌手の坂本冬美(48)が16日、都内のスタジオで、デビュー30周年記念曲「愛の詩」(3月2日発売)の、配信版(4月予定)の公開レコーディングを行った。
14年に、佐村河内守氏(52)との“ゴーストライター騒動”で話題となった作曲家の新垣隆氏(45)が、初めて歌謡曲の作曲を担当した作品。この日は新垣氏もスタジオに登場し、ピアノを担当した。
人生初の公開レコーディングに、坂本は「緊張しますね…」と苦笑い。曲については「新垣さんの、さりげなく寄り添ってくれるメロディーが、今まで歌ってきた演歌、歌謡曲にはないラインで、すごく心地よかったです」としみじみ話し、「まだ2回しかお会いしてないんですけど、本当にいい方なんですよね。それがメロディーに十二分に入ってます」と絶賛した。
初めて歌謡曲を作曲した新垣氏は「冬美さんの声そのものが作曲の手がかりになりました。大変な作業でしたが、ある意味自然に、そのまま声をすくい取るような形でした」と説明。報道陣からの「佐村河内さんには作れない曲ですね?」という問いには「そうですね。私は私の言葉で書いたつもりです」と笑った。
意外なコラボ成立の経緯を、坂本は「30年なので、どこかサプライズ的な…。絶対に新垣さんのところには、演歌や歌謡曲の方は行かないでしょう?そこをあえて(事務所の)社長がお願いしてみろということでお願いしたら、引き受けていただきました」と説明。新垣氏は「とにかくびっくりしました。でも今は夢のようです…」と照れ笑いしながら話した。