小保方晴子氏、事情聴取受けていた
STAP細胞問題をめぐり、昨年5月に理化学研究所の元研究員が窃盗容疑で被疑者不詳の告発状を兵庫県警に提出、受理されたことを受けて同研究所の元研究員・小保方晴子氏(32)が17日までに兵庫県警から任意で事情を聴かれていたことが18日、明らかになった。小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士が認めた。
告発状は理研の旧発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)で胚性幹細胞(ES細胞)が何者かによって盗まれたとしていた。
三木弁護士は「日時と場所については控えたい」とした上で「(小保方氏が)参考人として話したことは否定しない。私も立ち会い、きちっと説明した」と話した。
聴取の中で小保方氏は、告発により自らに嫌疑がかかっていた点を否定したという。
同弁護士は「ES細胞が持ち出されたとされる時期には、STAP細胞研究はすでに終わっていた。それに、持ち出されたとされるES細胞は小保方さんの研究には不要な、まったく違うもの。記録を追えば明らか。告発者は、小保方氏と面識のない方だった」と反論した。
また「小保方さんは落ち着いた様子で説明していた。県警も理解してくれたと思う」とその時の様子を説明。同氏については現在も自宅療養中だという。