テレビ朝日の吉田慎一社長が２３日、同局内で記者会見を開いた。４月からキャスターが交代する「報道ステーション」について、新任の富川悠太アナに「より躍動的な若々しい風の吹き込んだ報道ステーションを継続してもらいたい」と期待した。

　降板する古舘伊知郎キャスターについては「１２年間、古舘さんは報道ステーションという看板を担っていただいて、われわれとしてはもうちょっと（継続を）という気持ちもあったのですが、古舘さんの希望もあって３月いっぱいでとなった」と交代をあらためて説明すると同時に、敬意を表した。

　富川アナについては、日々、別の現場を飛び回る現場主義のアナウンサーであることを強調。「新しい、若い行動的なキャスターを据えて、より躍動的な若々しい風の吹き込んだ報道ステーションを継続してもらいたい」と語ると同時に、「現場をよく知っていてコミュニケーション能力も高い。われわれの期待に応えてくれると思う」と太鼓判を押した。