川中美幸 90歳の母との介護生活明かす

 演歌歌手・川中美幸(60)が14日、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、90歳になる母・久子さんを介護している日々の生活を明かした。17歳で歌手デビューした川中は、大阪に住む両親の元を離れて上京したため、「その時を取り戻すようにいま一緒にいます」と振り返った。

 都内でお好み焼き店を切り盛りしていた久子さんだが、2年前に急性心筋梗塞で倒れ、16時間にも及ぶ手術を受けた。川中も医者から「明日持つかどうか」と言われたという大手術だった。

 88歳の高齢ながらこの大病も乗り越えた久子さんだが、この3年間だけで肩に人工関節を入れるなどの全身麻酔による手術を3度受けており、川中も「よく頑張ったと思います。働いて働いて働いてきた母だから、いろんな無理がたたったと思います」と話した。

 以前は娘のコンサートでは、必ず最前列の席を自ら購入してペンライトを振っていたが、現在はそうした外出はままならず、川中の介護の下で生活している。川中は手が思うように動かない母の足をボディクリームでマッサージしながら、「いまは母が子供のみたい。逆転ですね。寂しがるんですよ。『隣に寝てやー』とか」としみじみ。

 上京して川中が売れない時期には、久子さんは「女の子だから洋服も必要だから」と、大阪で経営していたお好み焼き店の売り上げを現金書留で仕送りしてくれたという。

 その中に手紙をしたためてくれたといい、開封すると、お好み焼きの匂いが染みついており、川中は「匂いをかぎながら、倍にして返すからね」と気持ちを奮い立たせていたエピソードも明かした。

 「母はかわいい人、こんな風に年を重ねられたら最高だなと思います」と目を細めた川中。充実した母娘の時間を過ごしている。

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