女優の高畑充希（２４）、木村多江（４５）、俳優の西島秀俊（４４）が２２日、東京・渋谷のＮＨＫで連続テレビ小説「とと姉ちゃん」（４月４日スタート）の第１週完成披露試写会に登場し、高畑は第１週で死んでしまう西島について「同じシーンが撮りたかった」と改めて残念がった。

　とと姉ちゃんの第１週では、高畑演じる３姉妹の父親である西島が病気のため他界してしまうが、第１週は子役たちが３姉妹を演じているため、高畑は西島との共演シーンはなかった。そのため、この日の会見でも心なしか高畑は緊張気味。西島の印象を聞かれると「素敵でした…」とうっとりと答え、「西島さんはクールな役のイメージがあったので、どんなととになるのかと思っていたら、想像よりも柔らかくてチャーミングであったかくて…」と、第１週で見せた西島の演技に目を輝かせた。

　何とかして共演したかった高畑は「同じシーンを撮りたいと監督に頼んだけど、無理と言われてしまいました」と苦笑い。それを横で聞いていた西島も「幽霊でも出してといったけど、叶えられないようで残念」と、こちらも残念がった。

　また、出演者の衣装について質問が飛ぶと、高畑演じる常子は青、妹の鞠子が赤、末妹の美子がピンク、母親の木村が黄色とイメージカラーが分けられていることも判明。「特に常子が着ている青色のカーディガンがものすごくかわいいので、終わったらもらう約束をしています」と話し、衣装への思い入れも語った。

　母親役の木村も「（前作の）『あさが来た』は華やかで、『とと姉ちゃん』は地味かなと思われるかもしれませんが、小さな幸せを大事にする姿を見ることが出来ると思うので、ぜひ見てください」と話していた。