獅童 初音ミクとデジタル歌舞伎初共演

画期的なコラボとなるデジタル歌舞伎へ意気込む中村獅童=東京都内
画期的なコラボとなるデジタル歌舞伎へ意気込む中村獅童=東京・六本木のニコファーレ
画期的なコラボとなるデジタル歌舞伎へ意気込む中村獅童=東京・六本木のニコファーレ
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 歌舞伎俳優の中村獅童(43)が、4月29、30日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2016」で、バーチャルシンガーの初音ミクと共演する歌舞伎を初上演することが24日、都内で発表された。この模様はニコニコ動画で配信されるが、関係者によると過去に歌舞伎がネット配信されたケースは、舞踊ではあったが新作の演目はこれが初めてとなる。

 400年の歴史を持つ伝統芸能「歌舞伎」と、現代のコミュニケーションツールとして発展したネットの世界が融合する画期的な舞台が実現。そんな機会とあって、今回は人気のボーカロイド楽曲「千本桜」と歌舞伎の代表演目の1つ「義経千本桜」を合わせた新作の演目「今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんさくら)」が創作される。その芝居を舞台上で獅童と画面に登場する初音ミクが演じていく。

 具体的には獅童はいつもの歌舞伎の化粧と衣装で登場。初音もトレードマークのツインテールの髪の毛を日本髪に結い。歌舞伎風の衣装をまとう。

 この日、発表会見に登場した獅童は「最高の作品をお見せできるように務めたい。喜んでいただける作品を作っています。デジタルの歌舞伎があってもいい」と、史上初の試みに意欲。自身の屋号である「萬屋~!と書き込んで」とニコニコ動画ユーザーにアピールしていた。

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