お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が２４日深夜放送のラジオ「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」（ニッポン放送系、木曜、深夜１時）で、テレビ番組でドッキリを仕掛けた俳優の哀川翔に激怒された時のことを振り返った。その場で平謝りした岡村だったが、最初は仕掛け人のはずが実はだまされていたという「逆ドッキリ」だと思い込んでいたことを明かした。

　ドッキリ企画を放送したのは「めちゃ×２イケてるッ！」（フジテレビ系）の１９日放送回で、哀川の顔や洋服にクリームをかけた。ナインティナインの２人やスタッフはすぐ謝罪し、ＶＴＲの最後には笑顔を見せる哀川の様子も映っていたが、ドッキリを仕掛けた直後は、岡村が「こんな顔見たことない」と思うほどの剣幕だった。

　しかし、岡村は芸歴の長さもあって「はいはい。逆ドッキリね。いろんな番組でドッキリをやってるから『めちゃイケ』も逆ドッキリやるんやな」ととっさに思ってしまったという。クリームまみれのジャケットを哀川がたたきつけても「たたきつけるっていうのもありがちかな」と疑っていた。「どっきり大成功」と書かれた看板を取り上げられても、それを逆に見せられて「逆ドッキリ」のネタ晴らしになると思っていた岡村だったが、それも当然、違った。

　結局、岡村は収録後も謝罪し続けた。日頃から交流があることもあり、岡村は収録後の夜に謝罪の電話を入れると、その日は本人が出ることはなかったが、翌日に折り返しの電話がかかってきたという。

　そこで改めてドッキリの模様を放送してもいいかとお願いすると「オンエアしてくれていいよ。別にいいけどさ」とお許しが。さらに、「釣りとかカブトムシとか行こうよ。オレ、ドッキリとかダメだからさ」と自分の趣味が関係するロケ企画まで持ちかけられたことを明かし、岡村はフリートークに落ちをつけた。

　ただ、岡村は「（哀川が）３０代やったらボッコボコにされてますね。ほんまにぱっと見た時に『あ、オレ殺される」と思ったもん」と、恐怖の瞬間を振り返っていた。