フジ社長謝罪 ショーンK詐称見抜けず

 フジテレビの亀山千広社長(59)が25日、同局内で定例の記者会見を開き、4月4日から始まる夜の報道番組「ユアタイム~あなたの時間~」に出演予定だったショーンKことショーン・マクアードル川上氏(48)の経歴詐称騒動について質問に答えた。「出演者の経歴確認が不十分だったことには申し訳なく思っております」と謝罪した。また、後任にあたるモーリー・ロバートソン氏については、米ハーバード大卒という経歴を確認済であるとした。

 「ユアタイム」は平日の午後11時30分(金曜日は同11時58分)から放送される報道番組でモデルの市川紗椰とショーンK氏が2人でMCを務めるはずだったが、経歴詐称騒動によりショーンK氏が降板。代わってコメンテーターとして、モーリー・ロバートソン氏が起用される。

 今後、出演者の経歴を確認することは「番組の種類によって尺度は必要だと思う」としたが、「はっきり規定をもってどこからどこまでというのは難しい」と番組のジャンルや性格に応じて、個々に判断すべきだとした。

 モーリー氏の経歴については、「うかがっております。それに関しては現場の判断でキャスティングをしたとうかがっております」と説明。過去のラジオ番組でかなり過激な発言が目立つモーリー氏のパーソナリティーについては、担当役員が「それも含めてキャスティングをしたということです」とだけ答えた。

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