紀香、愛之助と会見で“梨園の妻ぶり”

 歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と女優の藤原紀香(44)が31日、都内で結婚会見を開いた。注目のビッグカップルとあって200人の報道陣、ムービーカメラが30台、スチールカメラ40台が詰めかけた。カメラマンによる写真撮影では紀香が半歩下がって愛之助を立てる“梨園の妻”ぶりを見せた。

 紀香はラベンダーとダイヤモンドリリー柄をあしらった紫色の訪問着、愛之助は紋付きはかま姿を現れた。愛之助が紀香の手を取り、壇上へ。紀香の薬指には3カラットのダイヤモンドをあしらった婚約指輪が輝いていた。

 梨園の妻となる心構えについて紀香は「この世界に嫁ぎながら仕事を続けるのは生半可なものではないと思っています」と覚悟を示した。現在、歌舞伎界の諸先輩とその妻からアドバイスを受けている最中だといい、「最大優先順位は彼の健康面のサポート、そして、彼が情熱を注ぎ続ける歌舞伎界の仕事のサポートなので。藤原紀香としての芸能活動はその生活の中で許される範囲なので。本当に一番大事なのは夫の仕事なので、一生懸命頑張っていきたいと思います」と愛之助を中心にして生きることを誓った。

 女優としての活動はどうしても制限されてしまうが、「たくさんの諸先輩方のお話をうかがいながら、感謝の気持ちを今以上に持ってやっていけたらなと。そうすることが人として妻として、そして女優として成長していくことなのかなと思っていますので努力します」と前向きに語った。

 関係者によると現在、愛之助が東京で仕事する際は紀香の家に滞在。関西で公演する際は紀香が愛之助の自宅がある大阪に向かうという、夫婦お互いが通い婚の形式をとっている。すでに紀香が食事など健康面のサポートをしていることで、愛之助の顔は以前と比べてシャープに。

 愛之助が好きな紀香の料理は「煮込みハンバーグとか。子どものようなんですけど。黒酢の酢豚。なすの肉巻きとかご飯が進むんです」。紀香は「食べたいと言われたものをすぐ作れるようにしとこうと、練習とか、ネタを仕入れたりとかはしています」とかいがいしかった。

 紀香は4月9日に初日を迎える「第32回こんぴら歌舞伎大芝居」(香川・琴平町)で“梨園の妻デビュー”すると見られる。

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