なんばグランド花月 過去最高100万人

 大阪・千日前にある吉本の殿堂「なんばグランド花月」の2015年度(4月1日~3月31日)入場者数が31日、過去最高となる100万人を突破した。3回目公演の来場者全員に500円入りの大入り袋を配布。記念セレモニーに登場した落語家の桂文珍(67)は「吉本がこんなことをするなんて。いよいよ危ない」と毒舌で笑わせた。

 この日の3回目公演で100万人を突破した。1回での入場者数は約900人。1人につき500円で計45万円を振る舞った。新田敦生総支配人(51)によると、過去に5円程度の大入り袋は配ったことはあるが500円は初めてという。

 記念セレモニーに登場した西川きよし(69)は「吉本新喜劇に通行人Aで出てから52年。そのころは100人のお客さんもいなかった」と感慨深く語った。

 新田総支配人によると100万人を突破した要因として、2012年から夜公演を常に開催したことが大きいという。また、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」の復活により、「お笑い番組が増えファンも底上げされた。その結果、劇場に来られる方も増えた」と分析。吉本新喜劇の辻本茂雄ふんする「茂造」も大人気で、辻本が出演する日には子供たちが「どっと増える」という。

 その辻本は「吉本芸人のパワーの結果。まだ有名じゃない若手もなんとか客席を満員にしようと頑張っている」とはちゃめちゃな“茂造キャラ”を封印してまじめに答えた。

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