たかじんさん 遺産2億円が表彰賞金に
2014年1月に亡くなった歌手でタレント、やしきたかじんさんの秘蔵写真などを展示したメモリアル展「かかってこんかい!」が1日、大阪・堂島リバーフォーラムでスタートし、女性お笑いコンビ・ハイヒールが開幕イベントに出席した。
併せてたかじんさんが設立した団体「OSAKAあかるクラブ」が、遺言によって寄贈を受けた2億円などを運用し、大阪に貢献する人々を表彰して100~500万円を授与する「メモリアル基金」を発足したことが発表された。
若手時代からたかじんさんが、公私にわたって兄的存在だったハイヒール。たかじんさんの遺言によって、計6億円が同団体などに寄付されていることに、リンゴ(54)は「むっちゃ、お金持っててんなあと。1晩に800万使ったとか、各地にマンション持ってて、後輩にはおごるわで、むちゃくちゃ使うてたのに」と驚き。豪快な寄付を「考えられへん。お金にきれい。そこが唯一、大阪人じゃないですね」と笑わせた。
モモコ(52)は、かつてたかじんさんがタクシーに乗ると1メーターでも1万円を「釣りはいらん」と渡していたことを明かし「私が『釣り、いる!』ともらって、大阪のタクシーの運転手さんには『モモコが乗ってきたら釣り取りよる』と嫌われてました」と懐かしんだ。
今回発表された「メモリアル基金」の表彰対象は、今後協議のうえ、たかじんさんの誕生日だった10月5日に第1弾の発表を目指す。大阪に貢献している人であれば、だれでも表彰の可能性があるといい、ハイヒールは「近所の道を掃除します」と口を揃えていた。
なお、同団体は、寄贈された2億円に加え、今回のメモリアル展の収益や、外部からの寄付も募り、永続的な表彰を目指すという。