May’J つんく♂作詞の歌を熱唱
喉頭がんで声帯を全摘出した歌手で音楽プロデューサーのつんく♂(47)が2日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式に登場した。
昨年の入学式で、声帯の摘出手術を受け、声を失ったことを告白。今回、つんく♂の作詞した曲をレコーディングした縁で、歌手のMay’Jがサプライズゲストとして登場。つんく♂作詞の「うまれてきてくれてありがとう」を熱唱した。
May’Jは、楽屋でつんく♂から「いつもの舞台と違う雰囲気だけど頑張って」とエールを送られたことを明かした。
つんく♂は昨年の同校入学式で声帯を摘出したことを発表。May’Jは「私にとって歌は人生そのもの。(声帯を摘出したら)立ち直れないかもしれない。私なんかが軽々しく言えることではないけど、つんく♂さんは乗り越え、歌詞や曲にエネルギーをぶつけている」と言葉を選びながら、今もあふれるエネルギーに感嘆した。
入学式では黒いジャケットにのど元をスカーフで覆ったつんく♂の横で「うまれてきて-」を歌い上げた。「私はまだ母ではないので、生んでくれてありがとう…の気持ちを込めて歌いました」と笑顔を見せた。そんなMay’Jの熱唱に、つんく♂は「ありがとう」とスマートフォンに文字を打ち込み感謝していた。