高橋みなみ卒業 一問一答(下)

 AKB48から卒業した高橋みなみ(25)が8日、卒業公演後に取材に応じた。万感の思いを込めながら95年12月8日の発足当時からグループを支えてきたが、劇場から自身の写真を外す時には「たかみなが死んだ」としみじみ。後輩たちにも「過去にとらわれないで」とエールを送った。一問一答の要旨を(上)(下)で詳報する。以下は(下)。

 -10年前の自分には。

 「まず髪型を変えてと言いたいです。かたくなにハーフアップにしていたんですよ。ファンの方に覚えていただける目印になるようにと思ってハーフアップにリボンをつけたんですけど、若干、後退していったり、危なくはげそうになったんですけど。髪が燃えてからは結べなくなって、自由にできるようになった。全然そっちの方がいいよと、下ろした方がいいじゃんと(言われた)自分はこうだこうだと思いがちですし、若い人もそう思いがちだと思うんですけど。それよりも相手が言ってくれることを信じて乗っていくのが大事なんだなと思いました。もっと穏やかに柔軟に生きてほしいなと10年前の自分に言ってあげたいです」

 -小嶋陽菜、峯岸みなみと1期生3人で最後に舞台に立った。

 「心残りなんですよね。どうしても。小島と峯岸を残して卒業していくのは。10年のプランの中では私より2人が卒業していくと思ったので。10年の中ではボウズになったり何があるか分からないんですよね。小島さんも卒業するする詐欺で。キャラの濃い2人が残ったなと思いながら、自分は旅立つことになりましたけど、2人の卒業の時には呼ばれたら行きたいなと思います」

 -これで本格的に打ち上げにも出られる。

 「このあとみんなで打ち上げなんですけど、気をつけたいと思います。すぐ撮られますから。打ち上げとか一番危ないです」

 -後輩たちへ答辞を。

 「過去にとらわれてほしくないんですよね。10年積み上げてきたものに乗せていくのではなく、新しいスタート。11年目というスタートなので、0からみんなで楽しく。これが一番大事ですね。AKBを愛して作り上げてほしい」

 -劇場で学んだことは。

 「学んだことが多すぎますね。劇場は。ある意味、遊び心を持った方がいいとか、毎日立つ上で、何を自分に目標として立てるべきなのか。ファンの方あっての自分達なんだなというのが一番分かりました。ありがたかったのは、自分は7人のところから見ていたので、今は当たり前ですけど、今日の倍率もすごかったですけど、7人の時があったのが人生の糧になりますね。これが当たり前ではないので、いつか見に来た時に満員であってほしいな」

 -AKB劇場をひと言で言うと。

 「ホームです。家です。学校です。たくさん普通の学校生活では学べないことを学ばせてもらいましたし青春のすべてであったと思いますね」

 -最後、ステージの去り際に床をなでていたのは。

 「二度と劇場公演という形であの板を踏むことはなくなってしまうので、1回ぐらいは張り替えをしているんですけど、一個一個の傷を見ると、そういうのをみると十年の歴史を感じました。思わず触っちゃいました。ありがとうという気持ちで」

 -劇場の写真を外すというのは。

 「やってきました。壁掛けだからフックかと思ったんですけど、マジックテープだったんです。引っ張ってくださいって言われてびりびりって言って。それがすごくびっくりしました。(本人に手渡されると聞いて)遺影みたいになりませんか?自分の写真持って写真を撮ったらすごい遺影みたいだった。自分のチームの中に入っていた自分の顔が抜けるっていうのは、たかみなが死んだって思いました。終わったなあと思いました」

-ファンへ。

 「あれだけ人数がいる中で私を選んでくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます。48グループを10年、途中から知ってくれたファンの人もいると思いますが、いろんな形で支えてくれたファンの皆さん、スタッフの皆さんとこうして、これだけ記者の方が集まっていただけるのは、本当に素晴らしい環境だなと思っています」

 「10年やっていて思ったのは、すっごく死ぬほど忙しい時期があった。忙しくて感謝するのを忘れていた自分がいたのを悔やんでいるところでもあるんです。当たり前に仕事があるって思っちゃいけないなってすごく25になってあらためて思いました。AKB48の後輩たちにもそれを分かってもらって、たくさんの人に感謝の気持ちを込めながら頑張っていってほしいなと思います。これからも後輩たちが頑張ってくれると思うので、48グループの応援もよろしくお願いします」

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