重度のアルコール性肝硬変のため長期療養している元棋士で福岡在住の林葉直子（４８）が１４日の熊本地震発生後、約３カ月ぶりにブログを更新し、病状を心配していたファンが「安心しました」と相次いでコメント欄に書き込んだ。林葉は発生当時博多にいたようで、声をあげて驚いたという。

　林葉が更新したのは１５日夕方。１月２７日を最後に更新していなかったため、コメント欄には「ブログの更新がないのが心配」「１カ月以上更新がないので不安になっています」など病状を案じる声が寄せられていた。

　１５日のブログで林葉はタイトルを「地震のない九州なのに」とし、「九州は地震がないと思ってすっかり安心していましたが、こんな大地震が起きるなんて…。最後に地震があったのはいつだったか、二十年くらい前になるのか、いや、もっと前か」と福岡出身だけに、九州は長く地震と無縁だったことをあげた。九州の人々は「噴火にはなれていますが、地震にはなれていない」とも記した。

　地震発生時は博多にいたそうで、「私は『ぎゃー』となっていました」と驚いたことを明かした。その上で林葉は「被災者の方々には心からエールをおくります。できることがあれば、なにかするのに」と病気のために思うように動けないことを悔しがった。

　林葉が久しぶりに現状を伝えたことにファンからは「久しぶりのブログ更新にホッコリしました。早く地震がおさまって平穏な日常が戻ると良いですね」「大きな揺れ、少しでもおさまりますように。日記も、ありがとうございました」「更新してくれてたので安心しました！これ以上の被害がありませんよう願うばかりです」などの声が寄せられた。