「とと姉ちゃん」好調 全話20%超え
NHKの連続ドラマ小説「とと姉ちゃん」の19日放送回の世帯別平均視聴率が22・2%だったことが20日、分かった。放送初回の4日から19日まで全14話(18日は2話放送)で20%を超える好調な滑り出しに、板野裕爾放送総局長はヒロインの高畑充希について、「持ち味がよく出てきている」と高く評価した。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
ドラマを視聴した感想として、「主演の方(高畑)が前にも朝ドラに出ていただいているわけですけども(13年放送の「ごちそうさん」)。最初は子役の方でしたけど、持ち味がよく出てきているなあという感じがします」と語った。
物語序盤の時代設定は昭和初期のため、「あの時代は私も生まれていない時代。でも、あの頃の情景は懐かしい感じがした」。また、西島秀俊が演じた「とと」こと竹蔵が病に倒れ、幼年期の常子(演・内田未来)に妹たちの父代わりとなるよう託すシーンについては「自分も父親であるものですから、胸にぐっと迫るものがあった」と感動したようだった。
「とと姉ちゃん」は4日の初回が今世紀2位の22・6%でスタート。第1週の週間平均視聴率は21・7%と、14年前期「花子とアン」の21・6%を上回り、過去10年で1位の数字を記録したことでも話題となっている。