波瑠が告白「人を信用できなくなった」
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインを務めた女優の波瑠が27日、朝ドラ撮影中に「人を信用できなくなり」、女優をやめたくなった一時期があったことをブログで明かした。
波瑠はその書き込みで、26日に発表された日本テレビの「24時間テレビ39 愛は地球を救う」でチャリティーパーソナリティーを務める件を改めて報告。そして「取るに足らないことですが」と断ってから書き出した。
それは「あさが来た」の放送開始直前で、昨年の夏が終わる頃だったという。
「現場は、たくさんの人がいて成り立つものです。その中でささいな事の積み重ねで人を信用できなくなり、それを何度か経験しているうちに、誰にも何も話せなくなり、挙句に誰かと目を合わせるのも怖くなった時間すらありました」
波瑠は当時の追い詰められた心境を明かしつつ、「そのなかで感じた孤独や不安は、思い出すだけで今でも涙がでてきて、わたしのなかで卒業できていない感情です」と、収録現場で体験したことがいまだに生々しい心の傷となっているようだ。
波瑠はとうとう女優を続けることは難しいと思い、母親にそんな気持ちをメールで伝えたこともあった。
しかし結局、白岡あさを勤め上げ、耐えきれなく思ったその際の感情は「人生の中の特別な試練」だったことを理解した。
そして波瑠は、朝ドラのヒロインを務める中で受けたそんな体験を明かした理由を、「これから先にヒロインをつとめる方たちが、伸び伸びと心身ともに健やかで収録にのぞめること、これがわたしの小さな願いです」と説明した。