里見香奈女流四冠の妹・咲紀 女流2級に
将棋の里見香奈女流四冠(24)の妹・里見咲紀女流3級(19)が27日、女流2級への昇格を決め、女流プロ棋士の資格を得た。
里見女流3級はこの日、大阪・関西将棋会館で行われた女流王将戦の予選で、船戸陽子女流二段(42)、室田伊緒女流二段(26)、竹部さゆり女流三段(37)に3連勝し、本戦出場が決定。規定を満たし、女流2級への昇格を決めた。
里見女流3級は11年に中学生名人戦で3位となるなどアマチュアで実績を重ね、12年7月に関西研修会に入会。今年2月に女流3級に昇級していた。
姉の香奈四冠は10年10月、史上最年少で女流三冠を獲得。13年5月には史上初の女流五冠に輝いた。11年5月にはプロ棋士の養成機関である奨励会に1級で編入。13年12月には女性として史上初となる三段昇段を果たした。
将棋の女流姉妹プロは、中倉彰子女流初段(39)・宏美女流二段(37)、大庭美夏女流初段(46)、美樹女流初段(45)に続き、史上3組目となる。