小林幸子「順番」見極め熊本支援
歌手の小林幸子(62)が29日、熊本地震の復興支援について、「やれることを一つ一つやる」と語った。現地を訪問して歌で元気づける活動も考えられるが「今することがいいことかどうか。順番があると思う」と、必要なことを見極めるとした。
この日は千葉市内のQVCマリンフィールドで行われたプロ野球・ロッテ-日本ハムで始球式を行った。その後の取材で、福岡県の小倉から博多へ移動していたさなかに熊本地震にあったことに触れた。「つらいニュースばかりですから、なんとか早く皆さんの笑顔(が戻ること)を心待ちにしております」と被害を受けた人々を思いやった小林は、04年に発生した新潟中越地震を期に06年から栽培を始めた「幸子米」を「復興米として考えています」と、送る考えがあることを語った。
自身のコンサートで募金箱を設けるなど、「やれることを一つ一つやる」と行動している。募金については親交があり熊本市出身のものまねタレント・コロッケと相談して、どのような形で現地に届けるか考えている最中だという。
ただ、自身が赴いて歌唱する形での支援活動については「今することがいいことかどうか。順番があると思う」と、その都度、一番求められることを考えるとした。