SMAP中居の男気を奈良橋監督が絶賛
昨年5月に大腸がんのため、54歳で死去した俳優・今井雅之さんの遺作となった映画「手をつないでかえろうよ~シャングリラの向こうで~」(28日公開)の完成披露試写会が10日、都内で行われ、奈良橋陽子監督(68)と主演の川平慈英(53)、共演の七海(25)が出席。奈良橋監督は、同作に友情出演したSMAP・中居正広の“おとこ気”を絶賛した。
中居は生前の今井さんと交流が深かったこともあり、奈良橋監督が出演を依頼。二つ返事で快諾したという。奈良橋監督は「私の方から『お願いします』と頼んだら、気持ちよくゲスト出演してくれました」と経緯を説明した。
さらに「現場でも『何でも言って下さい』という姿勢で、見事に素晴らしい演技をして下さった」とベタ褒め。川平も「一緒に芝居ができて光栄でした。中居さんが現場にいることで、かなり『ク~ッ!』という感じで、素晴らしいオーラを発していた」と“慈英語”で当時の様子を振り返った。
同作は今井さんが原作、脚本、演出を手がけ、09年から舞台で上演された。映画化にあたり、主演も今井さんが務める予定だったが、病状が悪化したため、川平に変更された。
今井さんとはデビュー前から一緒に劇団を立ち上げていたという川平は「雅之は絶対、(天国で)この映画を見ているはず。僕は他の仕事もたくさんしていますが、もう一度役者として、表現者としてビシッと見せてみろ!っとメッセージをもらいました。魂を込めて演じましたね」と思いを吐露した。