日本テレビ「笑点」５０周年スペシャルが１５日、放送され、大喜利の最後で桂歌丸（７９）が２２日の生放送をもって司会を辞することを報告。ファンから「エーッ」と驚きの声が上がり、「若い方々に譲らねば（笑点は）長続きしないと思っております」と勇退の理由を説明した。

　「私桂歌丸からちょっとお知らせがございます」と切り出し、「来週５月２２日の放送をもって、大喜利の司会をやめさせていただきたいと思います」と報告。驚きの声が上がるなか、「若い方々に譲らねば、長続きはしないと思っております。最後の大喜利、生放送を一生懸命務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします」と第１回から出演している「笑点」への熱い思いとともに司会卒業の覚悟を決めたことを明かした。

　この日の放送は午後５時からの１時間スペシャル。４月３０日に収録された。

　冒頭での口上では、歌丸が「この中で、私だけが第１回目から出演させていただいております。当時は髪もフサフサ、群がる女性をかきわけかきわけ歩いたものでございます」と冗談まじりにあいさつ。「笑点５０年はひとえにファンの皆様のおかげでございます」と感謝を述べた。

　林家木久扇は「『笑点』はただいま、テレビ界の横綱を目指し、頑張っております。これからも見てちょうだい」とあいさつした。

　５０年の歴史を振り返る映像を見た後に、「『笑点』ってのはすげぇなと思いましたね」（歌丸）、「他の芸能界とは全然違いますね」（木久扇）、「違いますね」（歌丸）、「それでどんどん死んでいくんですよ」（木久扇）といつものやりとりで出演者、客席が沸く一幕もあった。

　司会・歌丸の最終回となる２２日は生放送。