小栗、藤原、綾野、松坂が蜷川さん出棺
12日に亡くなった演出家の蜷川幸雄さん(享年80歳)の出棺には、弔辞を読んだ藤原竜也、小栗旬を始め、次代を担う若手俳優たちが蜷川さんの棺を担ぎ、最後を見送った。
出棺前には長女の蜷川実花さんがあいさつし「やりたいことをやったので、いつ死んでも後悔はないといっていた。でも父の書斎に入るとやるつもりだった台本がいくつもあって、まだまだやりたかっただろうなと…」と声を詰まらせた。
その後、出棺では、藤原、小栗を始め、松坂桃李、綾野剛、高岡蒼甫ら、20人以上の俳優、関係者らの手によって棺は車の中へ。最後は小栗、藤原、綾野、松坂、高岡らが1列に並び、クラクションを鳴らした車に深々と一礼。そしてカーテンコールのような盛大な拍手を送り、車が見えなくなるまで見送っていた。
出棺後、取材に応じた藤原は「ついにこのときが来てしまいました。気持ちの整理はまだまだついていないけど、しっかりと気持ちを受け継いでいくつもり」と話していた。
この日葬儀に集まった人数は1344人。そのうち一般のファンも400人以上が集まり、世界の蜷川を見送っていた。