辻仁成「はた迷惑」発言の蓮実氏に疑問
作家でミュージシャンの辻仁成(56)が17日、ツイッターを更新し、三島由紀夫賞を受賞した元東大総長の蓮実重彦氏の会見での言動について「受賞を受けてのこの発言こそ暴挙じゃないか? 若手に失礼です」と批判した。
蓮実氏は、16日に発表された三島由紀夫賞を「伯爵夫人」で受賞したが、その会見の席で、記者からの質問に「バカな質問はやめて頂きたい」などと話し却下。「はた迷惑な話」「もっと若い方を選ぶべきです。選考委員が暴挙に出られたわけで、迷惑な話だと思っています」などと厳しい言葉を並べ、会見場の空気を凍り付かせた。
それを受け、辻は「候補になると必ず出版社は通達する。その段階で断らなかったのに受賞後にはた迷惑とは? ならば候補の段階で辞退するべきでは?」と、受賞した後にこれらの言葉を発した蓮実氏に疑問を呈した。
辻自身も1996年に「アンチノイズ」で三島由紀夫賞の候補に選出された過去を持つ。