昇太司会の「笑点」に賞賛相次ぐ
落語家・春風亭昇太(56)が6代目司会者に就任した日本テレビ系の演芸番組「笑点」(日曜、午後5・30)が29日、昇太司会体制で初めて放送された。大喜利の新メンバーとして林家三平が加入した。
この日は生放送で、桂歌丸から司会を受け継いだ昇太が軽妙な番組進行をみせ、昇太に司会の座を奪われたことをネタにする三遊亭円楽(66)がブラックキャラとして存在感を発揮。ネット上では「昇太さんの司会、テンポがよくて賑やか」「想像以上に良かった」「円楽さんの司会者イジりさすが」と評価する声が相次いだ。一方で、年配視聴者に人気の番組だけに「スピードが早いなあ」との感想もあった。
昇太は「わたくし、歴代司会者と違って、どんどん座布団を差し上げます!座布団10枚で、ものす~ご~い賞品が待ってますよ~」と賑やかに進行。
一方で、新加入の林家三平に大喜利で「独身チビ野郎」とイジられると、座布団全部を没収するお約束も。
また座布団運びで、年上の山田隆夫(59)にも話を振り「今わたくしが、『山田さーん』と呼ぶか『山田くーん』と呼ぶか迷ってます」と語ると、山田が「『山田先生』で」要求して笑わせた。
一方、円楽は「先週来、会う人、会う人が『司会になれませんでしたね』と言ってきます」とボヤキ節で笑わせ、悪い笑みを浮かべて「大丈夫です。いつでも(司会を)代わる準備はできてます。新メンバーもブラック団です。私がフィクサーです」とブラックキャラとして、昇太イジリの急先鋒となった。
世代交代した「笑点」に、放送中からツイッターなどでは「すごいスピード感ですね」「昇太さんの司会が新鮮」「安定している」「円楽さんが解答席に残ったのは大きい」と評価する感想が相次いだ。少数意見ながら、評価を得ているスピード感に「少し早いかな」と笑点視聴者らしい意見もみられた。