たい平 師匠こん平の復帰宣言で決意
日本テレビ系「24時間テレビ」(8月27日、28日)のチャリティーマラソンランナーに決まった「笑点」メンバーの林家たい平(51)が29日、都内で会見し、師匠・林家こん平(73)が今年の元日に年内復帰を宣言したことが脳裏に残り、後に受けたマラソンのオファーを受ける理由になったと明かした。
こん平は04年に体を動かすことが困難となる難病・多発性硬化症を発症し、それ以来、闘病生活を続けている。そんな師匠から「高座に復帰するから。今年は」と復帰を力強く宣言されたことが、たい平の頭に残っていたという。
その後、ゴールデンウイークに開催された笑点50周年を記念する展覧会でたい平はオファーを受けた。「50年というきっかけの中に今自分がいる意味、師匠をこん平にした僕の意味、師匠が倒れてしまった意味、歌丸師匠が勇退なさる意味、(引き受けるのは)すごく怖かったですけど最終的にその全てが背中を押してくれた」と振り返った。
51歳としてのチャリティーマラソン挑戦は過去4番目の高齢。距離は未定だが、簡単な挑戦でないことは確かだ。師匠へ向け、「僕は弟子として何ができるか。僕も頑張る姿を見てもらいたいと思った」と決意を語った。
◆林家たい平(はやしや・たいへい)(本名・田鹿 明=たじか・あきら) 1964年12月6日、埼玉県秩父市出身。51歳。87年に武蔵野美術大学造形学部を卒業。88年に林家こん平に入門。92年に二つ目に昇進。数々の賞を受けた後に2000年に真打ちに昇進した。笑点の大喜利には病気療養の師匠・こん平の代役として04年12月から出演し、06年5月から春風亭昇太とともにレギュラーメンバーとなった。