お笑いタレントの小籔千豊（４２）が３０日、テレビ大阪の「池上彰の世界を知れば大阪が変わるニュースショー３」（６月２５日後６・５９～）に大阪プレゼンターとして収録に参加した。東京での仕事が増えたが、現在も家族は大阪におり、単身赴任状態。「いまも住民票は大阪ですし、吉本新喜劇も一生やめない」と大阪人をアピールした。

　子供たちには「母国語（大阪弁）をしゃべって欲しい」と大阪と東京で別れて生活をしている小籔。だが東京で仕事が増え始めた数年前に、家族に東京への転居を打診したところ「パパだけ行ってきたら、と。僕は必要とされてなかった。それ以来、自分が寂しくなるので、その話はしてません」と振り返った。いまでは子供たちも中学生と小学生。「嫁さんの両親も大阪におるし、子どもたち自分たちの世界もある。それに東京で僕は好かれてませんから、転校したら子供たちもいじめられますわ」と自虐的に肩をすくめた。

　現在、東京には仕事用にマンションを借りているが「住民票は大阪」と東京都は一線を引いている。それだけに「大阪の偉いさんは、お金的なスキャンダルがないからいい。お金のトラブルがある人は嫌ですから」と都知事トラブルにあきれ顔を見せた。

　そんな小籔のコメントを受け、報道陣から騒動への意見を求められたジャーナリストでＭＣの池上彰氏は「うっかり都知事のことを言うと、出る気があるとか思われる。ありえない。野心はない」と苦笑いを浮かべていた。