二階堂ふみ念願だった小泉今日子の娘役

 女優の小泉今日子(50)と二階堂ふみ(21)が31日、東京・テアトル新宿でダブル主演映画「ふきげんな過去」(6月25日全国公開)の完成披露上映会に共演の高良健吾、板尾創路、前田司郎監督と参加した。小泉と二階堂は母娘役を演じている。

 トークでは二階堂が映画出演への決め手について「いつか小泉さんと親子の役ができればと思ってました。その念願がかなった」と吐露。撮影中は「ドキドキしながらやってました。(小泉は)かっこよかったし、生きざまも見られました」と振り返った。

 一方の小泉は「台本をいただいて、これは私にしかできない作品かなと思った」と明かし、二階堂については、「ふみちゃんと一緒に仕事ができて光栄です。若いのにしっかりしていて、ふみちゃんがリードしてくれた。(自分の方が)甘えたいような存在だった」と絶賛した。

 登壇者には夏休みの思い出は?という共通の質問が向けられ、小泉は「盆踊りで浴衣を着てげたを履き、終わってから家に帰ってげたを脱いだ後に、廊下を歩くと足の裏がグニャグニャに感じたこと」と、今も変わらないキョンキョン節の答え。これを受けた二階堂も「納豆を1万回かき混ぜたらカニみそになるという都市伝説を試したが、カニみその味を知らなかった」と、娘役としての二世ムードを引き継いでいた。

 夏休みの質問にはほかの共演陣もノリノリで高良は「高一の時に祭りのテキ屋をやった。綿あめの(超廉価な)原価を聞いてびっくりした」。板尾は「小六の時に四国へ海水浴へ行ったとき、家に泥棒が入った。犯人は同級生やった」、「プールへ行くときに(近道をしようと)フェンスを越えてジェットコースターの敷地に入ったら、友だちがレールに触れて感電したこと」などと続いた。

 最後に前田監督が「大喜利みたいなので締めます。僕の夏の思い出はこの映画に込められています」と笑点ばりの滑り落ちでPRした。

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