５月２８日から北海道の山中で行方不明になっていた小学２年の田野岡大和君が３日朝、無事発見されたニュースを、ＮＨＫは放送中の「あさイチ」（月-金曜、前８時１５分）を中断して伝えた。

　８時３１分に「北海道鹿部町で男児保護　隣の七飯町山林で不明の小学生か　警察」のテロップが流れた際、番組はゲストに桂文枝を迎えてのプレミアトークで、司会の井ノ原快彦、有働由美子が文枝を囲んで盛り上がっていた。

　有働が最初にテロップが出たモニターに気付き、文枝の話の切れ目を待って「すみません、いまニュースの速報が入りました。ニュースセンターから詳しく伝えてもらいます」と断って、画面はニュースセンターからの映像に切り替わった。

　田所拓也アナウンサーが男児救出の一報をまとめ、約１分で伝えたあと、画面は再びスタジオに戻った。

　井ノ原が「良かった…」とつぶやき、有働は「ねえ、ひとまずねぇ」とうなずいた。文枝が「クマが出るとかねぇ…よくしかし、頭のええ子ですね」と感心したのに、２人とも大きくうなずいていた。