キムタクの炊き出し 中居らから刺激
SMAPの木村拓哉(43)、TOKIOの長瀬智也(37)、V6の岡田准一(35)が13日、芸能事務所・石原プロモーションが熊本地震の被災者を支援するため熊本県益城町総合体育館で行っている炊き出しの3日目に参加した。木村らは12日にも石原軍団の炊き出しに参加している。
「元気食堂」と書かれた青いTシャツ、首には白いタオルを巻き、正午から2時間かけて1200人に牛丼やショウガ焼きを届けた。長瀬は「(来場した被災者たちの)笑顔にすごく元気をもらえた」と汗をぬぐい、岡田は「(炊き出しで)元気を与えようという気持ちを勉強させてもらいました」と笑顔を浮かべた。
木村は“ジャニーズ炊き出し”の構想を告白した。「石原プロさんがお持ちのこういうシステムをどこか自分たちも持ってもいいのかな、持ちたいなという部分があった」と以前から興味があったという。
1970年前後から脈々とドラマ、映画などのロケ現場で行ってきた石原プロ伝統の炊き出し。巨大な鉄板や大釜を使った調理だけでなく、衛生面や機材配備などのシステムを知り「ベテランな方たちだから当然なんだろうと思うんですが、話が行き届いている」と驚きを隠さなかった。
木村の思いを受けて、神田正輝(65)は「大きい鉄板や釜はあるから貸し出すよ」と協力を約束。舘も「お芝居は教えられないので、焼きそばの作り方をね」と白い歯をこぼした。
SMAPでは4月下旬に中居正広(43)が先陣を切り、熊本入り。その後も、香取慎吾とともに熊本で炊き出しや避難所訪問など支援活動を行っており、木村は「(自分もという思いは)すごくありました。(中居らが)ああやって自分の気持ちで行ったことは素晴らしいと思う」と、次に続きたい気持ちも強かったことを明かした。
木村たち3人は映画賞・石原裕次郎新人賞を受賞している縁があり、長瀬が尊敬する渡哲也(74)に志願して炊き出しへの参加が決まった。