高橋大輔「舞台で恋」実生活の恋は…
2010年バンクーバー五輪のフィギュアスケート男子シングル銅メダリストの高橋大輔(30)が21日、神奈川県川崎市で舞台「ラヴ・オン・ザ・フロア」(30日~7月9日、東急シアターオーブ)の稽古風景を報道陣に公開。周囲のフィギュアスケーター仲間に結婚・婚約などの明るい話題が続く中、囲み会見では「舞台で恋はしてます。(実際の)恋はしてません」と、公私での近況を示した。
小塚崇彦の挙式、鈴木明子の婚約、さらに織田信成は夫人が第3子を妊娠と、この数日は、高橋と同様に一戦を退いたフィギュア仲間の身辺におめでたムードがあふれている。しかし、一昨年10月に現役を引退してからの高橋は8カ月の米国留学や今回のフロア舞台初挑戦と、どちらかというと堅い方での話題が先行している。
会見では私生活での恋は?の問いが出た瞬間、「フッ」と吹き出す始末。そして「舞台で皆に恋をしてます。男性女性に限らず。(実際の)恋はしてません」と言い放った直後に、「あっ、ラヴの舞台でまずいかな。恋は毎日(舞台稽古で)してます。こういう感じかなという風に」という気遣いも見せた。
初挑戦のフロア舞台公演について、高橋は「人前で演じるのは初めて。かなり畑違いだが、ダンサーの皆との一体感がある。自信はないが、堂々とやることだけはフィギュアでの経験が生きている」などと感想。この日の稽古では、高橋が氷の上で得意とした高速回転を採り入れたシーンも盛り込まれた。
共演者の1人で、1992年アルベールビル五輪女子フィギュア金メダリストのクリスティー・ヤマグチとの息もぴったり。主演の超人気ダンサー、シェリル・バークからは「大輔のダンスは情熱もあり、感情的な表現は泣けるくらいすばらしい」というお褒めの言葉も向けられた。