落語家の林家三平（４５）が２７日、ＮＨＫ総合の「あさイチ」に出演し、母親の海老名香葉子さん（８２）と延命治療について話し合っていることを明かした。三平は「おふくろどうする？」と尋ねているという。

　番組では延命治療について特集。治療することを選んでも選ばなくても家族としては複雑な胸中になる実態を報告した。有働由美子アナが三平に「お母さまとは…」と尋ねると、三平は「母は８２なんですけど。できるだけフラットな…カジュアルなときにそういう話をしています」と延命治療について話題にしていることを明かした。

　食事中に話し合うそうで、「おふくろどうする？」と聞くと、香葉子さんは「私は昭和を生き抜いた。もしもお迎えが来たならそのままいきたい」と話しているという。三平は「お迎えって言い方をするんです。母の気持ちを尊重したい」と述べた。

　ＭＣの井ノ原快彦が「具体的に話しているんですか」とＶＴＲにあった胃ろうについての考えを尋ねた。三平は「実際そうなったら穴は開けて欲しくないと。事細かに話し合いを持つようにしています」と現状では胃ろうはしない考えであることを述べた。

　柳澤秀夫解説委員が「そういうときはどういう気持ちに？」と尋ねた。三平は「素直に受け止めようと思っています。父が５４で亡くなりましたので」と初代林家三平さんのことをあげた。「死に対する覚悟は家族の中でもできているつもり。母に対してもそういう気持ちでいます」と淡々と話した。