漫才日本一決定戦「Ｍ－１グランプリ２０１６」のエントリー受付開始会見が２８日、都内で開かれ、前年覇者のトレンディエンジェルら１１組の漫才コンビが出席。トレンディエンジェルは、今年度の不参加を宣言した。

　斎藤司（３７）は、この１年を「仕事はバリバリ増えて、ＣＭタレントにもなりまして」とドヤ顔で回顧。さらに「この間は半年ぶりにお休みいただいて…。一昨日は１日で、仕事が１１個ありました」と、現在も続く多忙ぶりを明かした。

　その上で連覇にかける思いを問われると、斎藤は「出ません」と即答。たかし（３０）は「前年の王者で何組か出てらっしゃいますけど、あんまり得してるイメージがないんで…」、斎藤も「Ｍ－１はめちゃくちゃ好きなんですよ。楽しくて。でももう、負ける経験はできないじゃないですか。精査した結果、あんまり得がないなと」と“後向き”な理由を説明した。

　この不出場宣言に、昨年、敗者復活でトレンディに続く２位に終わったとろサーモン・久保田（３６）は怒り心頭。「俺は（去年の結果に）納得いってないからな！ハゲてたらいいんか！」とまくし立てた。さらに昨年ファイナリストの和牛・水田信二（３６）も「トレンディに復讐心が貯まってますから。去年のＭ－１終わった後、たかしに『６位だったから、仕事増えへんわ～』って言ったら、『えっ、６位だったんですか？』って、まったく眼中に入ってなかった」とぶちまけた、

　また、前回覇者として優勝の秘けつを問われたたかしは「敗者復活の方が確率が高かった。あと、ツイッターとか始めた方がいいと思います。お客さん票とかあるし、友だちたくさんいた方がいい」とアドバイス。水田は「実力のこととか言われたら腹立つけど、お前にしてはまともな答えや」と、微妙な表情で話した。

　１回戦は８月１日から、全国８地区でスタート。決勝は今冬、ＡＢＣ・テレビ朝日系で生放送される。

　また、今年からアマチュア芸人に向け、２つの賞を新設。１回戦の中でＭＣが特に印象に残った１組に「敢闘賞」を、全予選を通じて最高得点を獲得したアマチュアには「ベストアマチュア賞」が贈呈される。