市川紗椰 桑田佳祐の熱い言葉に感激
アーティストの桑田佳祐が1日深夜に放送されたフジテレビ系報道番組「ユアタイム」(後11・30)に出演し、自身が制作して歌う、番組テーマソング「百万本の赤い薔薇」に秘めた思いを熱く語った。歌詞にはメインMCの市川紗椰の名前があり、桑田が「お名前を使った無礼をお許し下さい」とわびると、市川はとんでもないというふうに手をふり、感激のあまり声が震えた。
桑田は「自分の名前がテーマソングに入っているのは逆にプレッシャーだろうし、絶対に怒ってると思っている」と市川の胸中に思いをはせた。しかし、桑田としては「依頼を受けてやらせていただきますとなった時から私はこの番組の乗組員。音楽班の1人として」と述べ、軽い気持ちで取り組んだのではないことを訴えた。
桑田は続けて「歌詞に名前を入れるのは決意と覚悟がいる」ともした上で、歌詞に「紗椰」と入れたときにスタッフからは「SAYA」とぼかすことを勧める声もあったことを明かした。しかし、桑田はそれを拒否。理由について「報道番組のど真ん中、アンカーマンとして市川紗椰がいる。市川紗椰と俺の果たし合い」と熱く語った。同時に桑田は「市川紗椰さん本人は迷惑だったかもしれないね」とも述べた。
市川へのメッセージとして桑田は「私も毎晩見てますよ。市川紗椰さん、毎晩のご出勤ご苦労様でございます。あなたのお名前を直接使ってしまった無礼をお許し下さい」とぺこりと頭を下げた。ワイプ画面の市川もぺこりと頭を下げ、右手を振って「とんでもない」という意思を表した。
続けて桑田は「これは私のモチベーションといいますか。この番組に対する愛であり決意表明です。いつかお会いできる日を心より楽しみにしております」と語った。
画面が市川に戻ると市川は手を鼻先にあて、「すみません。ありがたいです」とうるっとしたような目で述べ、「紗椰で良かったなって思いました。こんなに真剣に向き合って下さったとは」と大先輩からの真摯(しんし)な言葉に少し声が震えた。テロップには「OhOh紗椰はこうして生まれた!」と流れた。