佐藤哲三騎手が引退表明「楽しかった」
タップダンスシチー、エスポワールシチーなどのコンビで、JRA・G16勝を挙げた佐藤哲三騎手(43)=栗東・フリー=が16日、大阪市内で会見し、騎手を引退することを明らかにした。
12年11月24日の京都10Rで落馬し、左上腕骨、左肩甲骨など、数カ所を骨折。騎手としての復帰を目指し、6回に渡る手術とリハビリを続けてきたが、現役続行を断念することになった。
佐藤哲は「“体の引退”は今年1月の手術後から考えていたが、気持ちの整理がついたのは7月30日に大山ヒルズでキズナに会ったとき。甘えるような姿を見て“かわいい”と思ってしまった。このとき(馬を調教する)仕事は無理だと思った」と話した。JRA通算1万570戦938勝(うち重賞45勝)。