【菊花賞】トーホウジャッカルが戴冠
「菊花賞・G1」(26日、京都)
脅威のJRAレコードで3番人気のトーホウジャッカルが最後の一冠を奪取。1番人気のダービー馬ワンアンドオンリーは9着に敗退した。
予想通り、サングラスが逃げ。好位の5、6番手で折り合いを付ける。直線入り口で早くも先頭に並びかけると、そのまま一気に抜け出した。最後は内からサウンズオブアースが追いすがったが、最後にもうひと脚使って、そのままゴール板を駆け抜けた。従来のレコードを1秒5も短縮する3分1秒0のJRAレコードで、3歳クラシック最後の一冠を射止めた。
酒井学騎手は「とにかくジャッカルを褒めてあげたい。返し馬から気負わせないように気をつけていたし、レースでも(最初の)正面を向いたらフワッとして息を入れられた。さすがに最後は頭が高くなってしまったけど、内から2着馬が来たら、その気配を感じ取ってまた伸びてくれた。頑張ってくれましたね」と満面の笑顔で相棒を称えた。
半馬身差の2着に4番人気サウンズオブアース、3着には7番人気のゴールドアクターが入った。ワンアンドオンリーは外枠も影響したか、終始掛かり気味に進んでスタミナをロスしてしまったようだ。