【エ女王杯】重賞未勝利のラキシスがV
「エリザベス女王杯・G1」(16日、京都)
今秋G1のトレンド“重賞未勝利馬”が、統一女王決定戦でも躍動した。好位のインをロスなく追走した3番人気のラキシスが、直線で早めに抜け出した1番人気のヌーヴォレコルトをゴール寸前で首差とらえ、重賞初勝利をG1で飾った。
道中はヌーヴォレコルトの後ろで折り合い、直線は鞍上のアクションに応えて力強い伸びを披露。昨年2着の雪辱を果たした。川田将雅騎手は「リズム良く追走できましたし、絶好のポジション。最後は届くだろうと、馬を信じて追いました。やっと、昨年のいいころの雰囲気を取り戻してくれましたね」と笑顔でうなずく。
これで今秋のG1はスプリンターズSのスノードラゴン、秋華賞のショウナンパンドラ、菊花賞のトーホウジャッカル、天皇賞・秋のスピルバーグ、そしてラキシスと、全て重賞未勝利馬が戴冠を果たす結果となっている。
ヌーヴォレコルトは秋華賞に続くG1での2着。3着は外から末脚を伸ばしたディアデラマドレで、昨年の覇者メイショウマンボは12着に完敗した。