女子レーサーが続々引退－。デビューから３３４連敗するなど、なかなか勝てず、通算６勝の前田梓（２６）＝愛知・１０１期・Ｂ２＝が、１３日に行われた蒲郡２Ｒ（６着）を最後に、１９日付けで日本モーターボート競走会に引退届を提出した。生涯成績は６９０戦６勝。

　また通算１８勝の梅崎恵美（２６）＝佐賀・１００期・Ｂ２＝は１０月３１日付で引退。さらに、勝てないことでファンに親しまれ、各地のトークショーで人気だった通算３勝の美人レーサー・大原由子（２８）＝大阪・９９期・Ｂ２＝も９月８日付けで引退。大原の生涯成績は７２９戦３勝。今年２月２３日の尼崎ボート・女子リーグ戦の３Ｒ（６着）がラストランだった。

　大原は、デビューからまったく勝てず２６７連敗の末に初白星。その後もなかなか勝てず、結局７２９走して３勝しかできなかった。ただ、勝てないことがファンの間で“ひそかな”人気となり、各レース場で行われるトークショーでは観客が殺到するという妙な現象もあったが、惜しまれつつもひっそりと引退していた。