【POG】良血タケルラムセスがV発進
「2歳新馬」(30日、東京)
キングカメハメハ産駒のタケルラムセス(牡、美浦・田村)が1番人気に応えた。タイムは2分4秒4。10番人気オケアノス(2着)が後続を10馬身以上離して逃げる展開になったが、じっくりと中団のインを追走。直線を向いても先頭とは差があったが、坂を上がって一気に脚を伸ばし、最後は2馬身半差をつけて悠々とゴールに飛び込んだ。母が99年ローズSの勝ち馬ヒシピナクル、伯母に女傑ヒシアマゾン。一族にアドマイヤムーンやスリープレスナイトが名を連ねる良血馬が、芝2000メートルの初陣できっちりと結果を出した。「直線を向いた時には前の馬にだいぶ離されていましたが、追いだしてからよく伸びてくれました」とVに導いた北村宏司騎手。なお、2着馬から1馬身1/4差の3着は2番人気のサンタフェチーフだった。